
こんにちは!飼い主ひろろと申します。
Instagramでは毎日、シルちゃんとサクたろうの日常や、文鳥のことを投稿していますので、良かったらフォローして下さると嬉しいです。Instagramリンクはこちら
このページでは、文鳥の死に関することをまとめています。非常にデリケートな問題を取り扱っていますので、閲覧にはご注意ください。(死に関する画像はないのでご安心ください)
文鳥の弔い方法について
- 火葬(専門施設、もしくは出張車の専門設備にて焼却し、遺骨を骨壷などに保管する)
- 土葬(ご自宅の庭などに埋葬、もしくはプランター葬に埋葬する)
火葬は当日できるとは限りませんので、火葬までに3~4日以上あいだが空く場合は保冷剤・ドライアイスなどを活用します。
土葬・火葬、どちらが正しいとかはないので、飼い主さんがしっくりいく方法で埋葬してあげましょう。
ご自宅以外の敷地への埋葬は違法となりますのでご注意ください。(公園や海岸なども不可です。)また、ご自身での火葬は野焼きと判断されるためこちらも違法となります。
プランター葬について
プランター葬というのは、いわゆる土葬のことです。土に埋めて供養します。ご自宅の庭などがある場合はそちらに埋めても構いませんが、野良猫の掘り起こしなどに注意しなければなりません。
その点、プランターなら自宅内に置いておけます。

私が亡くなった文鳥をプランターに埋葬した理由は、火葬が嫌だったからです。
亡くなってすぐに「火葬するために業者へ依頼する」という現実的なことができませんでした。
とはいえ、亡骸を放っておいては腐ってしまいます。
土葬(プランター葬)なら、植木鉢や土を購入してくればすぐに埋葬できますし、自分の手で葬ってあげられるから私には合っていました。
プランター葬のやり方

悲しみに途方に暮れて何も手につかないかもしれませんが、このままだと亡骸はどんどん腐敗してゆきます。まずは、亡骸を柔らかい布やティッシュ等に包み、保冷剤を当てて保管しましょう。
- 植木鉢(プランター)深さ25cm以上で、プラスチック製以外のもの(なるべく大きいものがベスト)
- 受け皿
- 底に敷くネット
- 腐葉土
- 堆肥(腐葉土だけでも良いのですが、堆肥があるとより土に還りやすくなります)
- ガーゼや落ち葉
- 必要によって花の苗や種(一年草のみOK。根の張る植物は亡骸を傷つける可能性があります)
- 軍手やスコップ(腐葉土はかなりベタつくのであると良い)
※黄色マーカーの箇所は必須

ちなみに私は「紙を強化した環境に優しい鉢」を購入しました。紙とはいえしっかりした作りですが、いずれ庭などの土にそのまま埋めることもできます。

底ネット→腐葉土→堆肥→落ち葉やガーゼ→亡骸→落ち葉やガーゼ→堆肥→腐葉土→(必要によって花など)という順番で埋めていきます。ある程度日が経つとだんだんと土が減ってくるので、余った土は捨てずに取っておきましょう。減ってきたら補充します。
これで完成となります。

プランター葬のお手入れについて
虫の対処 | 湿度が高すぎると、白い細かな虫がたまにわきます。(小麦粉にわくものと同じコナダニだそうです) 湿度が低く風通しの良い場所に置くといなくなります。 虫がわくのを完全に0にしたいというのは実質不可能なので、躍起にならないようにしましょう。 |
手入れ | 特に必要ありませんが、徐々に土が減ってきますので減ったぶん追加します。 プランターは室内・室外どちらに置いても構いませんが、雨に濡れるとコナダニやコバエが発生しやすくなるので、雨の日は室内に入れてください。 |
掘り起こし | 亡骸は数年かけて土へと還りますので、途中の掘り起こしはしないようにおすすめします。 |
文鳥には仲間の死が理解できるのかどうか?
実家にいるつがいの文鳥が、片方を亡くしてしまったことがあり、その時の状況をまとめてみました。
亡くなった文鳥 | 残った文鳥 | 夫婦期間 |
---|---|---|
1.桜文鳥♀A | シナモン文鳥♂ | 約1年 |
2.桜文鳥♀B | 上と同じシナモン文鳥♂ | 約半年 |
3.クリーム文鳥♂ | シルバー文鳥♀ | 約2年 |
- 入院していたが無言の帰宅となった妻の亡骸をつつく。(まだ生きていると思いこむ?)
妻がよくいた場所などを探す。普段あまり行かない場所に行く。
妻が埋葬されているプランターの縁に止まる。 - 元気がなくなり、寝ていることが増える。
- あまり変わらない。(どことなく寂しそうにも見える)

話しかけているようにも見えますよね・・

鳥は非常に賢いいきものです。
「片方を事故で亡くしてしまったことが受け入れられず、亡骸をつついたり慌てたりしているように見える」というニュースを見たことがあります。涙なしでは見られませんでした。
これはあくまで私の解釈ですが、鳥には仲間の死が理解できているのだと思いました。
ペットロスについて
「ペットロス」とは、「ペットを亡くした」という飼い主の体験自体やそれによる悲しみのことを言います。 そのため、ペットロスは全く珍しいことではなく、ペットを亡くした飼い主であればだれでも経験する出来事なのです。 しかし、中にはそういった悲しみが重症化して、心の病や身体的な病気を患ってしまう人もいます。
ペットロスとは?症状や克服方法、周囲の人の接し方について
ペットを亡くした方は痛いほどに分かりますよね。心身ともに壊れてしまいそうな状況を言います。
ペットロスの克服または軽減する方法
最愛の文鳥を亡くしてようやく1年が経ち、思ったこと。それは「ペットロスは克服するものではない」ということです。克服しようと思って克服できるものではないし、そういった気持がプレッシャーとなって余計に悪化する場合もあります。
- 本を読む・映画を観る(感動して涙を流すのも効果的です)
- 美味しいものを食べる(五感に訴えかけます)
- アロマなどの香りを試す(五感に訴えかけます)
- 自然の多い場所を散歩する(運動を兼ねることでリフレッシュできます)
- 写真や遺品などの整理をする(気持ちの整理になります)
- メンタルクリニックに相談する
ペットロスを克服するには、日々出来ることをやっていくしかありません。でも、悲しみに途方に暮れたり、号泣する時間があっても間違いではありません。悲しいという気持ちを人に話したり、泣いたりして発散しましょう。(悲しいという気持ちを否定するのは良くないそうです)
どうしても辛い・日常生活に支障をきたすという場合は、メンタルクリニックに相談することをおすすめします。決して恥ずかしいことではありません。専門医師の話を聞いたり、処方された薬でらくになる可能性もあります。

ちなみに私は半年くらいまでは写真を見ては思い出し泣いていましたが、半年をすぎる頃には日々の生活に追われて、落ち込むことも少なくなってきました。
「その子のためにこの先の人生を頑張るぞ」という気持ちになるまでには約1年ほどかかりましたが、今は何とか前を向けています。
今回のまとめ
大切な文鳥が亡くなってしまったとき、土葬や火葬をして弔ってあげましょう。プランター葬なら自宅かつ自分の手で埋葬してあげられます。
また、ペットロスはそう簡単に克服できるものではありません。数年という長いスパンが必要です。「克服しよう」と無理に思わないことが大切です。
コメント