こんにちは〜!飼い主です。
今年、最愛だった文鳥のハナを亡くし、その際に「土葬」をしました。
小動物を葬る方法は色々あると思いますが、今回は我が家で行った土葬(プランター葬)のやり方や、埋葬してみてどう思ったかを書いていきたいと思います。
土葬って?他にはどんな葬り方がある?
土葬とは、土に埋めて供養することです。我が家では土葬ですが、プランターに埋めたので「プランター葬」と表現しています。
土に埋めるなら、お庭などと考えがちですが、我が家は団地住まいなので庭がありません。なので、プランターに土を盛ってそこへ埋めることにしました。
ちなみに土葬以外には、火葬する方法があります。調べると色々出てくると思いますが、専門の施設で焼いてもらって、残った骨を骨壷などに保管します。
土葬にした理由
私がハナを土葬した理由は、火葬が嫌だったからです。
火葬するには自分でできないので(野焼きは違法になる)、専門の業者さんに委託するのが一般的かと思いますが、ハナが亡くなってすぐに「火葬するために業者へ依頼」するという現実的なことができませんでした。
また、業者の方にハナの亡骸を預ける、触れられるというのが納得いかなかったのもあります。
とはいえ、亡骸を放っておいては腐ってしまいます。
土葬(プランター葬)なら、植木鉢や土を購入してくればすぐに埋葬できますし、自分の手で葬ってあげられるから私には合っていました。
土葬・火葬なのか、そのあたりの考えは飼い主がしっくりくる方法で決めたら良いと思います。
また我が家の場合は、実家の庭に土葬する方法もありましたが、野良猫もいるので絶対に掘り返されることはされなくないのでプランターにしました。
プランター葬のやり方

私は下記のサイトを参考にしました。実際に私が行った手順を書いていきますね。
植木鉢や土を買ってくる
まず、亡骸をティッシュなどで包んで保管しておきます。必要によってはクーラーの設定を低くしたり、冷蔵庫に保管したほうが良い場合もあります。
(今だから淡々と書けますが、当時はパニックでした・・。)
- 植木鉢(プランター)
- 受け皿
- 底に敷くネット
- 腐葉土
- 堆肥
- ガーゼや落ち葉
- 必要によって花の苗や種
- 軍手やスコップ
悲しくて無気力状態ですが、なるべく早めに植木鉢などを買ってきましょう!
用意するものについて、ひとつずつ説明していきますね。
植木鉢(プランター)・受け皿・底に敷くネット

植木鉢は深さのたっぷりあるものが良く、できれば陶磁器でできたものがベストです。
ただ私の場合は陶磁器のものが売ってなかったので、ちょっと特殊な「紙を強化した環境に優しい鉢」を購入しました。
プラスチック製は良くないそうで、通気性が悪かったり、経年劣化で割れてきたりするそうです。
今回買った強化紙のものは通気性も良く、いずれこのプランターのまま土に埋めることもできるから、たまたま購入できて幸いでした!
ちなみに大きさは深さ25cmのものですが、もっと大きくても良かったと思っています。より大きなほうが虫もわきづらくなるようです。大きければ大きいほど良いと思っておくといいでしょう。
受け皿と植木鉢の底に敷くネットは、必要によって購入してください。植木鉢の底に穴があいているものはネットや石が必要です。どちらもダイソーなどの100円ショップでも見つかることも多いです。
受け皿はお花を植える場合は必要。植えなければ特になくても大丈夫。
ですが、下からちょっとずつ土が漏れるのであったほうが良いかもしれませんね!
腐葉土・堆肥・ガーゼや落ち葉

実は腐葉土などの土はダイソーなどの100円ショップにも売っているんです!
腐葉土だけでも良いかもしれませんが、より土へ還しやすくするために堆肥も購入しました。
また、後で書いていますが亡骸をガーゼや落ち葉で挟むので、用意しましょう。私はベランダで育てているキンモクセイの落ち葉を使用しました。
必要によって花の苗や種など
亡骸を埋めたあと、十分な深さがあればお花などを植えることができます。
大きな植木鉢を用意できたら、お花の苗や種も購入しても良いでしょう。その場合、一年草にしてください。(一年で枯れる花)
根の張る植物は、亡骸を傷つける可能性があります。
軍手やスコップ
私は素手で行ったので使いませんでしたが、腐葉土はベタベタするので軍手やスコップがあると埋めやすいですよ。
土を入れる順番

下から、
底ネット→腐葉土→堆肥→落ち葉やガーゼ→亡骸→落ち葉やガーゼ→堆肥→腐葉土→(必要によって花など)・・・となります。
量は腐葉土を多めにし、堆肥は少しで大丈夫だと思います。
だんだんと土が減ってくるので、余った土は捨てずに取っておいてくださいね。減ってきたら補充します。
プランター葬が完成

植木鉢を買ったついでに、ハナの写真をコンビニで印刷しました。ダイソーで土を買ったときに写真立ても買っておいたので、そこへ入れて飾ることにしました。

メッセージカードも買いました。
ハナの抜けた羽根を取っておいていたため、それは小さなラッピング袋へ入れて一緒に飾っています。

この記事を書いている時点では、ハナのこのお墓セットは場所をかえたりしていますが、↑の写真の時点ではこんな感じにしていました。
プランターお墓と、写真立て、お供え用のお水と餌入れを置いています。
水は毎日替えて、お供え用の餌は1週間に一回くらい替えていました。この水入れと餌入れはハナがずっと使っていたものです。
プランター葬の疑問にお答えします
虫はわかないの?
これがプランター葬をするにあたって、一番厄介なポイントだと思います。
まず、虫は必ずわくを考えて良いでしょう。ただし、私は虫が嫌いですが、こんな私でも大丈夫でした。
不安だったのは、良く死骸なんかにわいているウジムシを想像しますが、それはわきません。よっぽど不衛生な環境などに住んでいなければ、わかないと思います。
我が家の失敗談ですが、プランター葬に何回か水やりをしたら「白くて小さな細かい虫」がわきました。肉眼で見えない人もいるくらい小さ〜〜な虫です。
これはコナダニというそうで、小麦粉なんかにもわいたりするようです。湿気と風通しの悪い環境が大好きなので、私の場合はプランターに水をやりすぎて室内に置いておいたのがいけなかったと思います。
水やりを控えて、風通しの良い場所やベランダなどに置いておけばそのうちいなくなります。
プランター葬の虫については別途また記事にする予定です!
水は与えるべき?
お花を植えたのであれば与えるべきですが、私は埋めなかったのであげていません。
ただし、↑にも書いた通り水をあげていた時期もありました。
花など植えていないのに水やりする必要はないどころか、過度な水やりは虫がわく原因にもなるので、花を植えていないのなら、あげないようにしましょう。
大切な亡骸が埋まっているので、水をあげたくなる気持ちもわかります。
別の容器にお水を入れて、お供えするだけにしましょう。
プランターの手入れとかはするの?
これはまた記事にしていく予定ですが、プランター葬は埋めたら終わりではありません。
埋めてすぐはしばらく何もしなくても良いかもしれませんが、段々と土が減ってきます。その度に土の補充が必要です。
また、ベランダに出しっぱなしだと雨の日には湿気が溜まりやすく、虫がわく原因にもなってしまいますので、室内に入れることも重要です。
室内に置いた場合は、風通しが悪いとこれまた虫がわく原因にもなるので、風通しの確保なども必要です。
とはいえ、あとは特にこれといってすることはありません。
例えば、1年後に埋め替えなければいけないといったこともありませんので安心してくださいね!
プランター葬のコツとまとめ
- まずは亡骸をティッシュなどで包んで保管しよう(場合によっては保冷剤や冷蔵庫を活用しましょう)
- ホームセンターや100円ショップでプランター葬に必要なものを揃えよう
- 水は基本あげない(虫のわく原因になる)お花を植えていたら与える
- 風通しの良いところへ置く
- 土が減ってきたら補充
さいごに

ハナのことを記事に書くまで、だいぶ時間が経ってしまいました。
とはいえまだハナが生きていた時のことも書けていませんが・・・。
ひとまずプランター葬について書くことができてホッとしています。
亡くなってから3ヶ月以上は精神的に不安定になることも多く、ハナにはかなり思い入れがあったことに気付かされました。
プランター葬は私のように、業者の手に渡るのが嫌だとかそういった人におすすめです。火葬も、遺骨が全て残る保証はないので。
ハナの場合は病気で急死したため、プランターなどを急いで購入することになってしまいましたが、寿命が近くなってきている子にはあらかじめ気に入ったプランターや土などを用意しておけばスムーズになるかもしれませんね。

↑お盆に精霊馬でお供えをしたよ♪